質問17 五行と色の関係は?
五行にはそれぞれ色が配されています。木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は黒です。この配当は実証的に正しいと考えています。
例えば、秋生まれで、四柱八字中に金が多くある人は色白になりますし、水が天干にあって強いような人は、色が黒くなります。
また、 四柱八字に木が不足する人は、青系の衣服を好んで着たりします。
占いでよくラッキーカラーというのを見かけます。五行論を根拠としているものは、五行に配当された色を引き合いに出しているのですが、それが「ラッキー」とか「幸福」に結びつくかは疑問です。中には、身の回りにラッキーカラーを多くおけば、病気さえ治る、と言っているものがありますが、そうしたものには関わらないほうが賢明です。
そもそも五行に配当された色は、身体的な事象に関わるもので、壁紙の色とか花の色とか服の色を指してはいないのです。だから、五行論をもとに室内の装飾を考える、ということは無意味なことと言えます。
色彩はあくまで心理的な作用のみです。色彩心理学というようなことを研究されている方の話に耳を傾けるべきで、気学(九星術)とか風水とか四柱推命によるべきではないのです。 |