質問27 生まれた時間が1秒でも違ったら、別の人生か?
こうした疑問は、四柱推命のような、やや理屈っぽい占いを学ぼうと思うような人が、その学び始めの、ごく初期の段階で抱くものです。
四柱推命で扱われる時間の最短単位は1刻(Koku)、つまり、2時間です。さらに詳しく言いますと、蔵干というものがありますので、生まれた時間によりますが、2時間よりは細かな、出生時間による差は認識可能なように構成されています。
ですから、出生時間が1秒違いというような極端な例の場合、その差を区別する方法は、四柱推命には用意されていないと言っていいと思います。
しかし、 そもそも出生時間を1秒の誤差もなく記録することはないですから、意味のない話ではあるのですが、厳密に言えば、1秒の違いが原因で、刻が替わり、日が替わり、月が変わることもありますから、まったく無意味な話でもないとは言えます。
私の経験から言いますと、こうした疑問をいだくことは当然なことと思いますが、その前に、まず、四柱推命をよく理解することが先決ではないかと思うのです。
四柱推命を正しく身につけた後、この疑問の答を追究すればいいのではないかと思います。
問題を解決するために必要な知識とか方法が身に付いていない段階で、必要以上に疑問を持つことは、前進を阻むだけで、あまりいい影響がないことが多いと思うのです。 |