五行の生・剋・幇のみ重視、干合は不用2000年1月、『命運を推す』を出刊し、そのなかで四柱推命学の歴史上初めて、五行の生・剋・幇(hou)と通変のみで、事象を看る方法を公表しました。既存の四柱推命では、五行と通変のほか、生旺墓絶(=十二運)、神殺(魁ごう、空亡、天徳貴人など)や、十二支、冲(cyu)、干合、支合、方、局、格局、刑・害・破、納音(Nacchin)など雑多な要素を取り入れ、事象を看ていましたが、これらの実証性がない要素は、すべて捨て去ることを明言したのです。 四柱推命の根底に流れる陰陽五行論からすれば、五行と通変以外はすべて本筋を逸脱した雑論でしかないはずです。今まで私のような視点から四柱推命に関わった人が誰ひとりいなかったのが不思議なくらいです。 また、表向き陰陽五行論を取り入れているような四柱推命であっても、陰陽五行論の根本的な考え方である弁証法という考え方に理解が及んでいないエセ推命もみられます。四柱推命を真に理解するためには、いくつかの越えなければならない理解の深度があるのです。 2005年5月に『偶然と必然を科学する 四柱推命学入門』を出刊し、2008年3月増補改訂し、五行と通変による事象の見方はより精微なものとなったと考えています。 なお。最近、出典を明らかにすることなく、以上のような生・剋・幇と通変のみによる四柱推命の方法を部分的に取り上げ、自説のように発表している書も見受けられます。他人の論を盗用するような自称四柱推命の専門家にはかかわらないように気をつけてください。 |
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<大正7>~2037年<平成49>
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