以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、あえて、こうした形で情報を発信することにしました。
職業の適性には画一的に論じることができない面が伴う
今回のコラムでは、政治家への職業としての適性に触れようと思います。しかし、政治家に限らず職業の適性は、画一的に論じることができない難しい面があります。
たとえば、接客業の場合、日干に財が隣接していて、愛嬌があり、心にもないお世辞も言える人のほうが向いていると通常は考えられますが、実際は、日干に財が隣接せず、ズケズケと客にもの申す人が成功している実例もあります。
ですから、政治家においても、その適性を画一的に論じることは難しく、一般論でしか語ることができない面が伴います。以下の論は、限定的な視点でしかないことを、あらかじめご理解していただいておく必要があります。
食傷はあっても財がない政治家は失言が多い
さて、政治家に対して、大多数の人はどのようなイメージを抱いているでしょうか。どのような能力が備わっている人たちが政治家になっていると見ているのでしょうか。
少なくとも、弁が立つ必要はあるでしょう。寡黙では政治家は務まらないでしょう。人からの攻撃に対して即座に反論することができる能力は、どうしても必要でしょう。
また、機を見るに敏、といった利害に敏感なところも必要でしょう。そして、いざとなったら、顔色を変えることなく、平気でウソをつけるくらいの図太さも必要でしょう。
四柱推命の通変の視点から言いますと、前者は食傷の働きであり、後者は財の働きです。つまり、政治家の四柱八字の日干には、食傷と財が隣接していることが、その適性の視点となると言えるのです。
安倍総理はこの条件に該当します。アメリカのニクソン大統領もしかりです。出生時間は不明ですが、麻生財務大臣、橋下市長は、失言が多いことからして、日干に財が隣接していないと思われます。
政治家で食傷はあっても財がない人の共通事象は、失言が多い傾向があることです。このお二人は政治家としては不向きな面はあるのですが、四柱推命の視点から見ますと、裏表がなく、お金にきれいという好い面はあると言えます。
もうすぐ安倍内閣の内閣改造が始まるようですが、四柱推命の視点を取り入れれば、政権安定のために、かなり役に立つと思うのですが。
なお、日干に食傷と財が隣接していますと、政治家に限らず、あらゆる職業の適性につながるとも言えます。現政治家が政治家を職業として選択したのは、環境因子が大きいものと考えられます。
詳しくは、『サクサクわかる 四柱推命の本』を参照してください。
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<大正7>~2037年<平成49>
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