以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、あえて、こうした形で情報を発信することにしました。
帝王切開術の発祥の地
帝王切開という言葉を耳にしますと、2つのことが思い出されます。
まず一つは、かつてサイクリングで秩父に行く時に通った国道299号線沿いにあった、「本邦帝王切開術発祥の地」の記念碑です。
帝王切開はごく近年始まったことなのかと思っていたのですが、その碑によりますと、江戸時代の末期にすでに行なわれていたそうなのです。それも麻酔なしで。
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もう一つは、四柱推命がらみになります。占いにのめり込んでいる女性が妊娠し、「将来幸せになることができる生年月日時に産みたい」と考え、産婦人科医に頼んで、狙い通りの時刻に出産したという実際の話です。この女性が出産時に信奉していたのは四柱推命ではなく、気学(九星術)とか風水のような占いであったようです。
この女性の話を聞いて、人為的な出産である帝王切開は、四柱推命によって理解できる範疇にあるのか、と思い始めました。もう30年近く前のことです。
自然と人為の境界線
その後、帝王切開にまつわる、いろいろな話を耳にするなかで、帝王切開による出産に対する疑問は徐々に大きくなっていきました。
例えば、「その日はゴルフの予定が入っているので、帝王切開は別の日に」と言い放った産婦人科医がいるという話も聞いたことがあります。そもそも帝王切開は、出産時のやむを得ない緊急時を除いて、医師と看護師の勤務時間内に行なわれますから、人為的であり、不自然きわまりない要素があります。
さて、帝王切開で出産したお子さんを、四柱推命で見ることができるかどうかですが、現在は、見ることはできないと考えています。出産時に発生するさまざまな問題に対処するため医師は持てる技術や知識を駆使して奮闘されるのですが、どこまで自然で、どこまで人為的かの線引きには難しい要因があります。
ですから現状では、四柱推命で扱うことができるのは、基本的に自然分娩だけにせざるを得ないと考えています。
詳しくは、『サクサクわかる 四柱推命の本』を参照してください。
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<大正7>~2037年<平成49>
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