以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、あえて、こうした形で情報を発信することにしました。
選手として全盛期が終わっているかどうか
プロ野球には、まったく関心がないため、ただ契約金などのお金の動きを見るだけとも言えますが、イチロー選手や上原選手に関しては、「通変の調和」の視点から見ますと、その活躍は納得がいきます。
しかし、松坂大輔選手については、推命の視点からしても、もう峠を越えた選手ではないかという思いがあり、高額な契約金について疑問を感じていました。
ただ、選手としての活躍を期待しているのではなく、集客力につながるネームバリューでの契約金という側面もあるとは思います。
松坂大輔選手/1980年9月13日9時13分 性別/男
大運交替/約8歳2カ月16日 交替年月/戊年亥月
庚 申(庚) 庚 申(丙) 大運 乙酉
乙 酉(庚) 乙 酉(丙) 8 丙戌
己 丑(癸) 己 丑(癸) 18 丁亥(壬)
己 巳(丙) 己 巳(丙) 28 戊子(壬)
30 戊子(癸)
38 己丑(癸)
42 己丑(己)
48 庚寅(甲)
「通変の調和」の視点からすれば、松坂大輔選手の命運は、「旺の逆転」後の四柱八字を見ますと、大運に壬癸水が巡ればいいのですが、丙火が3もあるのです。こうした四柱八字を調和するには、陽干の壬水が大運に巡る必要があるのです。陰干の癸水では、まったく役に立ちません。
プロ野球選手の場合、怪我がない状態で現役を続けるため「五行の調和」が必須となります。その条件を満たすことができるのは、松坂大輔選手の場合は、大運に壬水が巡ることで、それが30歳で終わっているのです。
30歳以降は、大運の干に戊土があることも影響していますが、癸水しかなく、「五行の調和」にほど遠い状態となり、怪我注意の状態に突入していて、選手として活躍するのが難しくなるであろうと推命から予測できるのです。
現実の事象は、肘を痛めて手術。日本に戻ってからも、満足な活躍はできていないのです。
一流のプロ野球選手の四柱八字と大運をいくつか見てみますと、将来活躍できるかどうかに関して、推命によれば、スカウト以上に的確な判断ができる可能性があると思っています。一流選手をスカウトするには億単位のお金が動きますが、推命の視点を勘案すれば、億単位のお金を有効に活用できるのです。
私の代では、こうしたスカウトの世界に入りこむ人は出てこないかもしれませんが、将来、推命の知識をもとに、選手のスカウトに意見を述べることができる人が出てくるのではないかと期待しています。
詳しくは、『サクサクわかる 四柱推命の本』を参照してください。
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<大正7>~2037年<平成49>
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