以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、あえて、こうした形で情報を発信することにしました。
腸内細菌と健康
腸内に100兆個に及ぶ細菌がいて共生し、その細菌のあり方が人の健康に密接に関わっていることが解明されつつあります。これを「腸内フローラ」と言うそうです。詳しいことはネットで検索してください。
推命の研究者の立場からしますと、「健康に関係がある」と聞きますと、ちょっと無視できません。しかし、科学の最新の知見と推命に、安易な形での関連づけをすることは慎む必要があるとは考えています。
さて、腸内フローラの機能を知って、ここ数年の実体験を思い起こしてみますと、ひょっとしたら腸内細菌のあり方と五行とに何らかの関連があるのではないかと思ったのです。
抗生物質と漢方薬の併用
かなり前から、口の周りに吹き出物ができ、困っていたのですが、歯医者で歯を抜いた時などに処方される抗生物質を飲むと収まるという因果関係に気づいていたのです。そこで2年半ほど前の壬辰年の8月に、皮膚科に行き、同類の抗生物質を処方してもらい、毎日飲み始めました。
薬を飲み始めますと、吹き出物の問題はすぐに解決したのですが、下痢とか軟便症状が強くなるのです。なぜ下痢が起こるのかと言いますと、腸内の細菌が抗生物質により死滅するからです。有益なもの有害なものすべて殺菌されてしまうため、腸内の細菌のバランスが破壊されるのです。
その数カ月後、漢方薬の黄連解毒湯を抗生物質と併用するようにしたところ、下痢とか軟便症状は完全に収まりました。
黄連解毒湯は、整腸作用、降圧作用のほか、皮膚の炎症を抑える働きがあるため、皮膚科の医師が処方してくれたのですが、効果てきめん。これが癸巳年の初め頃でした。ですから2年ほど前です。
さて、この癸巳年、今思い返しますと不思議なほど仕事がはかどりました。半年ほどで1000ページ分の原稿を仕上げ、出版し、久しぶりの活動期になりました。
抗生物質を飲み始め、腸内の細菌がおおかた死滅。そのあと黄連解毒湯と併用することにより、腸内の細菌が再生。これが私の考える機序ですが、実際どうかは不明です。ただ言えることは、腸内細菌の再生が健康面だけではなく、仕事の面でも良好な影響をもたらした可能性があることを否定できないのです。
以上は、あくまで個人的な体験でしかなく、誰にでも通用することとは考えてはいません。安易にマネをしないようにお願いします。漢方薬にも副作用がありますから。
詳しくは、『サクサクわかる 四柱推命の本』を参照してください。
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<大正7>~2037年<平成49>
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