以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、あえて、こうした形で情報を発信することにしました。
なぜか出生時間がわかっている
高倉健さんが、2014年11月10日に亡くなられました(83歳)。ご冥福をお祈りいたします。
高倉健さん出演の映画は、任侠シリーズから、一転して「幸福の黄色いハンカチ」「鉄道員」といった内容に変化しましたが、一本も観ていないので、あれこれ言える立場にはないのですが、「高倉健は名優」という認識は持っていました。
さて、高倉健さんについては、おおよその出生時間も判明していますので、取り上げてみることにしました。
生年月日/1931年2月16日8時0分 性別/男 年齢/83歳
大運交替/約3歳9カ月4日 交替年月/甲年亥月
辛 未(丁)癸 大運 庚寅
庚 寅(甲)庚 3 己丑(己) (癸)
壬 寅(甲) 13 戊子(癸) (壬)
甲 辰(乙) 23 丁亥(壬)
33 丙戌(戊) 39(辛)
43 乙酉(辛) 51(庚)
53 甲申(庚)
63 癸未(己) 69(丁)
73 壬午(丁) 81(丙)
(大運の太字は「通変の調和」成立)
日干に隣接する干は、庚金と甲木ですから、「通変の調和」が成立するのは、39歳から62歳頃までとなります。推命的にはこの時期が、高倉健の全盛期と考えられることになります。
ちなみに、「旺の逆転」により金旺になり、日干壬水は相令ですが、日干弱と見ることになります。
日本人は仁義の心を高倉健を通して体現しているのかも
「仁義なき戦い」という大ヒット映画があったようです。日干に隣接するのは、甲木と庚金。古来より陰陽五行論では、甲木は「仁」に割り振られ、庚金は「義」に割り振られています。高倉健さんの日干は、「仁」と「義」に囲まれているのです。
ですから、「仁義なき戦い」ではなく、「仁も義もある戦い」ということになります。
ちなみに、仁義などという概念は、いまの日本からほとんど消え失せていますが、仁義には日本人の本質に迫る部分があって、高倉健は映画でそれを体現したため名優になり、任侠ブームが去った後も、生きざまが仁義そのものであり続けたことが、多くの人々に共感を呼び起こしているのではないかと思っています。
詳しくは、『サクサクわかる 四柱推命の本』を参照してください。
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<大正7>~2037年<平成49>
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