以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、あえて、こうした形で情報を発信することにしました。
他人と命運がシンクロする!?
四柱推命の考え方は、実に論理的な構成になっています。数学や物理学に通じる点があると思っています。不明な点があるなら、その問題を解決するために、論理的な解明を試みるのですが、同時に、論理を超越しているように感じる不可思議なこともあります。
その一つは人間関係です。親子や親族などの関係の深い間柄ならともかく、社会に出てから巡りあった赤の他人と、命運の流れがシンクロしているのではないかと感じることがあります。逆の言い方をしますと、命運の流れがシンクロしているから、縁があり、交流が発生したともなります。
現時点において、不可思議、不思議と感じるこうした現象を論理的に解明し始めることができるような、入口にも立っていないように感じます。
相性の看法の不合理
ちなみに、既存の推命で相性を看る場合、お互いの四柱八字中の五行が影響し合うことを前提としています。多くの人が「なるほど!」と納得してしまう話なのですが、こうしたことは物理学的な視点から考えますとあり得ない話なのです。
ちょっと理屈っぽい話になりますが、物理学的な考え方では、互いに五行の情報を交換するためには、そこに情報を伝える何らかの媒体の存在が必須となります。では、五行の情報を伝達する媒体は何なのでしょうか。物理学で知られている情報を伝達することができるものは、電磁波、光、重力、その他の素粒子くらいです。
スマホに情報が届くのは電磁波(電波)の存在があるからです。ものが見えるのは、電磁波の一種である光(可視光)が媒体になっていることは改めて言うまでもないことです。
四柱推命で相性を看る場合に、お互いの四柱八字の五行が影響し合うとするのなら、その情報を伝える媒体を明らかにする必要があります。さもなければ現代物理学を全否定してから話を始めるしかありません。
現状ではまったく不明
さて、しかし四柱推命に関わっていますと、不可思議な現象が存在することは事実です。あくまで経験的な話でしかありません。これはいったい何なのでしょうか。
その原因の一つとして考えられるのは、地球上のすべての人類は、干支暦が示す五行の変遷の中で生活していることです。あとはまったく不明です。
詳しくは、『サクサクわかる 四柱推命の本』を参照してください。
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<大正7>~2037年<平成49>
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