以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、あえて、こうした形で情報を発信することにしました。
カリスマとは
カリスマの語源を調べてみますと、新約聖書にたどり着き、「神からの贈り物」「神の賜物」といった宗教用語を起源に持つようです。
現在の日本では、「カリスマ美容師」「カリスマ料理人」などといった形で、人気があることだけで安易にこの言葉が使われすぎている感があることは否めませんが、今でも日本には「他の人々を引きつけ感銘を与える強力な個性を持ち合わせた」、カリスマの意味合いを具現化した人物は存在していると思います。
四柱推命でカリスマを論じる
そこでまず、四柱推命でカリスマを論じるにあたり、カリスマの意味を紛れのない形に定義しておく必要があります。次は、私なりの定義です。
1)右に並ぶものがいないほどの、知識・経験とか能力を備えている。
2)自身の考えに対して、揺らぐことのない絶対的な自信を持っている。
3)周りから聞こえてくる異論は基本的に無視するが、都合の好い部分は取り入れる。
4)職業形態は、自由業、独立自営業である。
カリスマには、だいたい以上のような共通性があると思います。カリスマになるかどうかの十分条件は、四柱推命による高度な判断が求められますが、必要条件は四柱推命に対して初歩的な知識しかなくても、以下のように割と簡単に判断できます。
四柱推命では、カリスマになるための必要条件をまとめますと次のようになります。以下の条件に合致していて、上記の1)に該当しない場合は、根拠のない自信家となり、身の程知らずで、協調性がなく、社会性もなく、かなり性格が悪い人物になります。
カリスマになる必要条件
次が、四柱推命の視点からカリスマになるための必要条件です。
1)日干が強である(日干の強弱の判断は、『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』を参照)。
2)印が日干に隣接している。
3)財が日干に隣接していない。
以上のたった3つです。この条件にすべて合致した人物は、アンデルセンの「裸の王様」のような状況に身を置くことになりますが、幸いなことに、上記の3条件をすべて満たしている人物は、自身が「裸の王様」状態であること気がつくことはないのです。気がつかない理由は、推命的に説明するなら、財が日干に隣接していないからなのです。
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<大正7>~2037年<平成49>
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