世の中には怪しげなものがたくさんあります。占いの世界にも多くあります。
ここでは、四柱推命の本筋から逸脱し、怪しい世界に入り込んでしまっているエセ四柱推命を見抜く目を養っていただくコーナーです。
つまらないものに引っかかって無駄なお金を使わないように気をつけてください。
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視点21 調候という概念の正しさは揺るぎない???
視点22 通変(生剋名)の<財>はお金???
視点23 通変(生剋名)の財は配偶者???
視点24 開運グッズは効果てきめん???
視点25 泰山(Taizan)流は真伝???
視点26 五行の木(moku)は樹木で、金(kin)は金属???
五行と現実の物体を直接結びつけた表現は、四柱推命だけではなく、日本の中国由来の運命学すべてに共通してみられます。
そこでまず風水というものにいわれれていることを説明しようと思うのですが、その前にちょっと日本における風水について触れざるを得ません。
近年流行の風水といわれるものは、古くから中国にも同名のものがありましたが、日本の風水はここ10年くらいの間に、中国の古典を一切無視して日本独自のに作られたものです。
その正体は、風水という呼称が流布すらまでは、九星術とか気学といわれていたものです。つまり今まであった九星術とか気学が、マスコミに乗せられて風水と呼称を変えただけのことなのです。
それはともかくとして、日本の風水といっているものでも、四柱推命の基本的な考え方である陰陽五行論を採用し、看過できないさまざまな結論を出していまます。
最近耳にしたのは、平成14年、壬午(MizunoeUma)年は、風水(気学、九星術も同じ。中国の風水にはこうした概念はない)では七赤金星となり、五行の金であるから、金属でできたものが、幸せになるためのキーポイントになるそうです。つまり、五行の金(Kin)と金属を同等に考えているのです。
こうした五行と実際の物性を混同する考え方は、四柱推命の専門家にも多く見ることができます。ですから、一般の方が、このような考え方が正しいと思われるのは無理もないこととは言えます。
では、五行の本質は何か、ですが、もともとは四季の変遷を表現する方法であり、その四季の変遷が人にどのような影響を与えるかを理解するための、抽象的な概念であると言えます。
五行の水(Sui)は、実際の水(mizu)のもっている特性に似た性質を持っている現象を、象徴的に表現するための概念なのです。高いところから低いところに移動する、常に表面は水平である、入れ物の形になじむ、といった実際の水(mizu)の性質を表現するものであって、水自体ではないのです。
四柱推命の専門家の中にも、五行の金(Kin)は金属だから、刃物であり、機械にかかわるので、そうしたものを扱う職業に向いている、などという、情けないほど安易な思考過程で、結論を出す方が多くいます。
ですから、五行と、実際の樹木、金属、あるいは火を炎のようなものを結びつけて、結論を導こうとするような自称専門家は、敬遠したほうが賢明です。
そうした安易で怪しいものが、どうしても好きなら、もうこれ以上いうことはありません・・・・・。 |
視点27 すべての職業は五行に配当される???
視点28 数億、数十億といった年収がある人は、みな吉???
視点29 八字や格局に「真」「仮」、あるいは「貴」「賎」の相違がある??? |
INDEX 視点1〜10 視点11〜20 視点20〜 |