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質問・疑問に
お答えします |
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質問11:子平をやってて困ることは?
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というより、私たち研究家の活動とか宣伝がまずいため、子平が正しく世の中に浸透していないのかも知れません。千年以上の歴史があるのに、子平にはいまだに居心地のいい場所がないのです。検索エンジンに登録するとき、不本意ながら「占い」とするしかないのです。
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質問12:子平の限界はどこにあるか?
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質問13:子平はビジネスにどのように役に立つか?
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質問14:「動物占い」って何??
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「動物占い」というのが流行っているみたいです。それは別にかまわないのですが、わざわざここで取り上げたのは、それが「陰陽五行説」?を根拠としているといっているからです。 そのオフィシャルサイトを訪れて、誕生日の欄に日付を連続で入力して結果を見てみました。結論はすぐ出ました。生まれた日の支の蔵干の通変(生剋名)をもとにしているのです。つまり、1柱推命なのです。生まれた年のえと占いというのがありますが、「動物占い」は、生まれた日のえと占いといえる構成になっています。 1柱推命ならネット上にいくらでもあります。ただ動物占いは少し手が込んだ分類の仕方をしています。10通りしかない通変を12に分類するため、辰・戌・未・丑は特別扱いしています。 日本のみならず中国においても、通変によって、喜忌・吉凶を分類するという考え方があります。もちろんこういうのはのは誤りです。例えば、正官と偏官がありますが、正官は「正しい」官であり、偏官は「正しくない」官であるとし、正官を吉、偏官を凶としているのです。動物占いはこれを下敷きにして、日支の蔵干の通変を分類し、さらに、それに「ペガサス」とか「コアラ」といった動物を割り当てているのです。 女性は占い好き?という一般的に言われていることをうまく利用していると言えます。商売としては見事です。 陰陽五行論は、その長い歴史の過程で、多くの俗説を抱えてしまいました。例えば、丙午年に生まれた女性は夫を喰い殺すといったたぐいのものです。そうしたもののせいで、四柱推命自体も迷信じみたものと誤解されているのですから、困ったことです。 「動物占い」は、陰陽五行論の本筋からはずれた世界のものであることは断言できます。また一つ俗説が増えてしまいました。 |
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質問15:相性って何??
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質問16:子平には流派があるのですか?
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質問17:五行と色の関係は?
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質問18:十二運は使用しないのですか?
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子平(四柱推命)には、五行とか十干の通年の質的な変化を表わすものに、十二運と旺相死囚休があります。 このいずれか、もしくは両方を用いて日干(にっかん)の強弱を知るための、よりどころにしています。 前者のほうが一般によく知られていて、日本のほとんどすべての四柱推命の専門家が採用しています。 後者を採用する人は少数派です。 この十二運と旺相死囚休は、その基本的な考えが異なるため同時に採用できない関係にあります。両方を同時に採用すると論理的に矛盾が発生します。 では十二運が、実証的に正当性があるか、というと、どうも疑問なのです。 十二運というのは、十二支を巡る間、十干がどのような変遷をたどるかを示すものです。ですから四季を順次めぐる木火金水においては、そこそこの理はあります。 しかし、土については多くの書に、「中央にあって四維(辰戌未丑)に散ずる」といわれいます。土は四季の巡りの基底にあって、四季の替わり目に作用を現わすもので、基本的に不動と考えられているものなのです。このもともと巡ることがないものを十二運は無理矢理巡らせているのです。 ですから 十二運で五行・十干すべてを論じることはできないはずなのですが、そうした疑問をいだくことなく皆さん使っているようです。 詳細な説明を省いているのでわかりにくいかも知れませんが、ともかく十二運はすべての四柱八字を見る視点としては適切ではないのです。 しかし、旺相死囚休であれば、五行すべて同じように見ることができます。 ではなぜ十二運を採用する人が多く、旺相死囚休を採用する人が少ないかですが、十二運は十二支との関連で定義されていますので、事象に結びつけやすい点があるからではないかと思われます。つまり、四柱八字にある支が十二運の何に該当するかだけで、事象を言うことができるようになっているからです。中には、この十二運だけを頼りにしている専門家もいますが、これは論外です。 私は、十二運は一切使いません。旺相死囚休のみ採用しています。十二運は不要と考えています。そのほうが論理的にすっきりしますし、実証的にも正当性があるものと確信しています。 余談ですが、十二運を、天中殺とか大殺界、あるいは空亡と結びつけて利用している人もいます。十二運を捨て去れば、こうした、どうしようもないものもいっしょに捨て去ることができます。一石二鳥の効用があるものです。 |
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質問19:有名人の場合、2つ以上誕生日がある場合がありますが?
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有名人の命運は大変興味ありますが、活字になるまでの段階で多くの人の手が加わるためか、間違った誕生日が発表されたり、あるいは、意図的に生年をずらしていることがあります。 最近縁あって会う機会がある女優さんがいるのですが、マスコミに発表されている生年より1年前に生まれているということです。こういうことはどうも常習的に行なわれているようです。 例えば石原裕次郎さんは3つ誕生日があります。どれが正しいか不明ですし、いずれも正しくないかも知れません。 漫画家の手塚治虫さんは、2つ誕生日があります。しかし幸い、生前インタビューに答えて、「昭和元年生まれは間違いだけど、面倒だからほおっておいた」といっています。正しい生年月日は、昭和3年11月3日です。出生時間もわかっています。 貴乃花とか若乃花のように、父親が有名人の場合は、新聞・雑誌に正確な誕生日と出生時間が載っています。 神戸の殺人事件の犯人は、母親の著作に正確な出生時間が書いてあります。 ネット上で、有名人の出生時間を推定して発表しているものを見かけますが、私は確実なものしか触れないように気をつけています。 特に芸能関係は… |
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質問20:四柱推命は科学か???
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「科学」という言葉ほど、曖昧な部分を引きずっている言葉はないのではないでしょうか。それは、大学とか研究所に籍を置き、科学者といわれている人にとっては、迷惑千万な話でしょう。 繁華街を歩いていると、立ち見の占い師の灯ろうに「科学的」とあります。UFOとか心霊現象のテレビ番組を見ていると、なんとか博士という肩書きの科学者が現われ、科学的裏付けがあるとおっしゃり、番組の価値を高めようとします。 ちょっとおかしいではないかと思いはしても、当事者が科学と自称する以上すべて科学でしょう。しかし、科学というのにふさわしいかどうかは検証の余地があります。 科学とは何か、これを一言で表現するのは、身近な言葉だけに、かえって難しい問題です。そこで、ある漢和辞典で「科学」を調べてみました。科学とは、 「対象を一定の目的・方法で実験・研究し、その結果を体系的に組み立て、法則を発見する学問」 とあります。 この説明に関して、私の感想は、現象のみをとらえていて、本質を見逃していると思います。私の考えは、20世紀以降、科学においては、唯物弁証法的(yuibutu benshoho)な考え方が根底に流れていると思います。その端緒は、20世紀初頭に始まった量子力学にあると思います。 唯物弁証法というとわかりにくいですが、誤解を覚悟でいえば、矛盾が物事の本質であるということを認めることです。物事には白黒つけがたい性質が常に伴っているということと思っていただいてもいいかも知れません。 子平の基礎となる考え方である陰陽五行論は、原始的ながらも唯物弁証法です。宗教的なこと、神秘的なこと、形而上的なこととは相容れない性質のものです。ですから、子平を深く学べば、宗教も客観的に評価することができるようになるはずですし、根拠のない神秘的なことにも、疑問を投げかける立場を維持できるはずです。 結局のところ、唯物弁証法を取り入れているなら、子平も、すなわち四柱推命も、科学になり得る可能性を保ち続けることができるのではないかと思っています。 私の言いたいことを、ちょっとは理解していただけたでしょうか… |
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