以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と最新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、あえて、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、こうした形で情報を発信することにしました。

あくまで出生時間は推定です

ゲスな話題なのですが、巷ではベッキーの話がもちきりです（そろそろ収束しそうですが）。

さて、10本もあり、数億円の利益を生み出していたCMもほぼ全滅。テレビ番組の出演もゼロになりそうで、今日2016年1月29日には、「ベッキー休業」とさえ報道されています。

2週間前に大阪に行った時に、講義でベッキーを取り上げましたので、その内容を再掲しておきます。

1984年3月6日生まれ。出生時間は不明ですが、MCを無難にこなす頭の回転の好さを考慮しますと、日干に食傷の庚辛金が隣接しているはずです。

すると、庚午刻、辛未刻の2通りの出生時間の可能性がありますが、前者の庚午刻ではないかと推定しました。

　　生年月日／1984年3月6日12時頃　性別／女　年齢／31歳
　　　　大運交替／約0歳2カ月26日 交替年月／甲年午月

　　　甲 子（壬） 　　　甲（戊） 　　大運　 丁卯
　　　丁 卯（甲） 　　　丁（庚） 　　　　　　 0 丙寅
　　　己 亥（壬）　　　 己（壬）　　　　　　 10 乙丑
　　　庚 午（丁） 　　　庚（丁） 　　　　　　20 甲子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　30 癸亥
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　40 壬戌
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　50 辛酉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　60 庚申

日干は己土で、弱となります。芸能人ですから、五行が調和しますと、暇で仕事がないことになりますから、10歳以降は、五行が調和していませんので、多忙な日々を送っていたことになります。

芸能人として重要なことは、「通変の調和」が成立しているかどうかです。日干に隣接する通変を見ますと、
　　印の丁火
　　財の壬水
　　食傷の庚金
ですから、「通変の調和」が成立するのは、大運に、
　　食傷の庚辛金
　　官殺の甲乙木
　　印の丙丁火
が巡る時に限定されます。0歳からの大運から30年間、延々と「通変の調和」が継続しているのですが、30歳から突然途絶えることが、推命の視点からも示されています。

今年ベッキーは31歳。大運は癸亥運ですから、「通変の調和」もせず、「五行の調和」もしない、逆境に陥るのではないか、というのが推命の視点となり、この話を2週間ほど前、大阪の集まりでお話ししました。

「宿命論は悪」のような風潮はありますが、この結論からして、ベッキーさんは芸能界から去り、一般の一女性になるしかないということになるのです。

ちなみに、ベッキーさんが今後も活躍するように、「通変の調和」を考慮して推定の出生時間を調整しますと、時干に官殺の甲乙木を持ってくるしかありません。しかし、これではこれまでのベッキーさんの過去の活動をまったく説明できないため、あり得ないと考えています。

※上記の説明には、本書独自の蔵干の考え方と、格局に代わる」「旺の逆転」という視点が含まれています。詳しくは、基礎から最高峰を目指す『四柱推命の本』を参照してください。

2016・1・29