以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と最新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、あえて、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、こうした形で情報を発信することにしました。
私が四柱推命を学び始めた頃、三十数年前ですが、四柱推命には常に「運命学の帝王であるが、難解」という枕詞(まくらことば)がついていました。確かに、本格的に四柱推命を学び始め、「確かにその通り」と思ったものです。
それから20年ほど経って、四柱推命全体が見渡せるようになった時、「難解であるのは、方法論的ななんらかの原因があるはず」「なにか簡明であり、かつ正確性を高める方法があるのでは」と思い始めていました。
さらに10数年がたち、この問題の解決法らしきものが思い浮かび、それらをすべて体系的にまとめることができたのが、数年前。そして基礎から最高峰を目指す『四柱推命の本』で初めて公表することになりました。
さて、古来より『滴天髓』などでは「日干の強弱」がわからないことには、事象を論じることができないとされています。この「日干の強弱」、広義な解釈をするなら四柱八字中の各干の強弱を把握することは、かなり難しいのです。
これが四柱推命を難解にさせている原因の一つであるのです。
基礎から最高峰を目指す『四柱推命の本』では、干の強弱に関わらない事象の見方を提言しています。しかも、この見方は、五行だけなく、通変にも通用するのです。
「干の強弱に関わらない事象の見方」とは何かですが、極端な言い方をしますと、四柱八字を出し、蔵干を明らかにしたなら、その段階で事象を判断することができるのです。しかも正確で紛れのない事象がわかるのです。
すでに東京、大阪、名古屋で2004年から講義を行なっていますが、ここ2年ほどの講義では、十干の説明が終わった段階で、事象の見方に触れることもできるようになっています。だいたい第2回の講義となります。私の講義に2回通っただけで、少しだけではありますが、役に立つレベルの事象の見方を習得できるのです。
現在、東京と大阪で開講していますが、東京は11月から新たな講義を始める予定で、受講者を募集しています。時間のとれる方は、是非ともご出席をご勘案ください。
※上記の説明には、本書独自の蔵干の考え方と、格局に代わる」「旺の逆転」という視点が含まれています。詳しくは、基礎から最高峰を目指す『四柱推命の本』を参照してください。
2015・8・17
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