以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と最新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、あえて、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、こうした形で情報を発信することにしました。
出生時間は推定です。母子家庭という生い立ちと、弁が立つこと、自営業であることを考慮して、丙戌(辛)と結論づけました。
2005年5月17日に大阪都構想の住民投票が行なわれるそうです。橋下市長は大阪都構想に政治家生命をかけているようです。そして、大阪都構想が実現しなかったら、政治家を辞めるとまで言っています。
「政治家を辞める」という発言は、投票前のパフォーマンス、駆け引きの一環であろうと思いますが、これだけ人気がある政治家は珍しく、将来、国政に移り、総理大臣になることもあるのではないかと思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、出生時間は推定ですが、橋下市長の将来をのぞいてみることにします。総理大臣になるのかどうか。
生年月日/1969年6月29日 性別/男 年齢/45歳
大運交替/約7歳4カ月24日 交替年月/丙年亥月
己 酉(辛) 己(丁) 大運 庚午
庚 午(丁) 庚(癸) 7 己巳
乙 亥(壬) 乙(壬) 17 戊辰
丙 戌(辛) 丙(辛) 27 丁卯
37 丙寅
47 乙丑
57 甲子
67 癸亥
77 壬戌
日干は乙木で、庚金と丙火に囲まれ、いわゆる剋洩交加。旺の逆転により水旺にはなりますが、日干は弱です。日支の壬水、つまり配偶を示す場所が救いになっています。
2006年にタレント弁護士から一転して、大阪府知事に立候補して当選。37歳のことです。大運は丙寅。そして、今年は乙未年で、来年、丙寅運が終わり、乙丑運に交替します。
つまり、私たちが知っている政治家・橋下徹は、丙寅という大運に重なっているのです。
丙寅運は、木旺ではありますが、大運の干に丙火があるため、五行の調和からかなり外れています。五行の調和が実現していなかったので、知事や市長という激務の中に身を置くことになったと言えます。
さて今後ですが、人気のある橋下氏ですから、いずれ国政に移り、政界再編のあかつき、総理という要職を務めることもあるのではないかと考えている人も多いことでしょう。
橋下氏の大運を看ますと、乙丑運に54歳から水旺になり、57歳から甲子運になります。そうしますと、五行が調和することになりますので、橋下氏は悠々自適にのんびりと生活していることになります。
50代後半からの年代は、総理にとして適齢と言えますが、橋下氏の四柱八字と大運からして、この時期に総理のような激務に身を置いていないことが、推命の視点からわかるのです。
ですから、橋下氏は総理になることは絶対「ない」と断定できるのです。
※上記の説明には、本書独自の蔵干の考え方と、格局に代わる」「旺の逆転」という視点が含まれています。詳しくは、基礎から最高峰を目指す『四柱推命の本』を参照してください。
2015・4・20
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