世の中には怪しげなものがたくさんあります。占いの世界にも多くあります。
 ここでは、四柱推命の本筋から逸脱し、怪しい世界に入り込んでしまっているエセ四柱推命を見抜く目を養っていただくコーナーです。
 つまらないものに引っかかって無駄なお金を使わないように気をつけてください。

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視点21 調候という概念の正しさは揺るぎない???

視点22 通変(生剋名)の<財>はお金???

視点23 通変(生剋名)の財は配偶者???

 古来より四柱推命では、男性の場合、通変の財には配偶者が配されています。詳しくいうと、偏財は父親で、正財は配偶者ですが、偏財と正財は、日干との陰陽の違いですので、財として論じるべきです(財に父親と配偶者が配されていること自体おかしいのです)。

 このことについて、日本の、私以外の四柱推命の研究家は、すべて何も疑問を持っていないと思います。拙著『命運の推す』でこの点に私が異論を唱えたのが、四柱推命の歴史始まって以来のことではないでしょうか。

 妻財という言葉があって、男性にとっては、お金を稼いでくることと、配偶者を含めて異性関係があることは、根源が同じところにあるのではないか、ということがいわれています。確かに現実的にはそう考えられるような状況を多く見ることができます。

 しかし、四柱推命の立場から見るとするなら、それではあまりにもおおざっぱすぎるのです。現象としては、男性の場合、財=配偶者と見ても問題が発生しない場合が多いとは言えますが、その思考の過程において、見過ごしている部分があるのです。

 この誤りが発生する原因は、通変としての財の作用の解釈の問題につきます。ほとんどの場合、財はお金、といった安易な扱いがされているから、見過ごされてしまうのです。

 また、重要なことは、日本だけでなく世界的に女性が職業を持ち、社会的に力を持ってき始めています。そうしたことを勘案することなくして、何百年も前から言われていることを、後生大事にして、封建時代の価値観に拘束された過去の考え方に振り回されるようでは、四柱推命で、今現代を生活している人の人生を云々するようなことはやめた方がいいのではないかと思うのです。どう思われますか?

 なお、偏財は父親で正財は配偶者と分けることは誤りです。正財があって偏財がない四柱、偏財があって正財がない四柱、偏財・正財ともにある四柱、といろいろな状態がありますが、偏財と正財の示すものが違うとしますと、不都合な点が多く発生します。偏財と正財の違いは、ただ単に陰陽の違いとして処理すべきことです。
 財は、父性の影響だけを示すものです。

 ですから、このことは一事が万事で、そういうことを言う人は、ほかの事象もきっと間違えることでしょうから、収入に関わることを、財のありようだけで処理しているような四柱推命の専門家には、お金を払う値打ちがあるかどうか、ちょっと考えてみた方がいいかもしれません。

視点24 開運グッズは効果てきめん???

視点25 泰山(Taizan)流は真伝???

視点26 五行の木(moku)は樹木で、金(kin)は金属???

視点27 すべての職業は五行に配当される???

視点28 数億、数十億といった年収がある人は、みな吉???

視点29 八字や格局に「真」「仮」、あるいは「貴」「賎」の相違がある???
INDEX  視点1〜10  視点11〜20  視点20〜

 
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