以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と最新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、あえて、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、こうした形で情報を発信することにしました。
2017年10月28日、北朝鮮危機に対応するための衆議院冒頭解散がほぼ確定。そこで、今年の年初からの国政、都政の政治動向を見ていた中で気がついた、政治家の適性を看る新視点を取り上げることにします。
私の独自の視点、「通変の調和」には、印と食傷、財と官殺の2種類があります。安倍総理はこの2つが同時に成立し、「通変の完全調和」のなか国政を担っています。しかし、ほかの政治家の命運を見ますと、2種類の「通変の調和」の一つだけ成立という方も見かけます。
その一人、小池東京都知事、もう一人が山尾志桜里議員。この二人は、印と食傷の「通変の調和」のみ成立し、都政、国政に関わっています。
政治家に向かない政治家がいる
「通変の調和」の基本的な意味・作用をまとめますと、次にようになります。
・印と食傷の通変の調和 → その人の持てる能力を最大限発揮する。
・財と官殺の通変の調和 → 世間の動向を鑑み適切な行動をとり、結果的に社会に貢献する。
政治家という仕事柄を考えれば、後者の「財と官殺の通変の調和」が政治家に必須と考えるべきであろうと言えます。「印と食傷の通変の調和」しか成立していない場合、世間の動向から外れた、その本人のみの自己満足の政策を行なうことになり、最終的に政治として失敗することになるものと言えます。
つまり、小池東京都知事は、政治家ですが、政治家としての資質が欠けた状態で都政を担っている。山尾議員も政治家が適職ではないのに政治家になってしまった、というのが推命の視点からの答えになるのです。
また、財と官殺の通変の調和は、大運がらみの視点ですから、かつては成立していたが、今は成立していないということも起きます。財と官殺の通変の調和が成立しなくなった時点で、その人の政治家としての役目は終わっている、ということ
※上記の説明には、本書独自の蔵干の考え方と、格局に代わる」「旺の逆転」という視点が含まれています。詳しくは、基礎から最高峰を目指す『四柱推命の本』を参照してください。
2017・8・27
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