以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と最新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、あえて、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、こうした形で情報を発信することにしました。
四柱推命は一個人の命運を論じる方法ですから、天下国家を論じることはできないのですが、安倍総理のようなトップに立っている人の命運から、ある程度は将来の政治的な動向を予測できる可能性はあります。
今回は、衆議院選挙直前であることを考慮し、以前もこのコラムで取り上げた安倍総理の命運を見てみることにします(八字・大運の表記については『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』参照)。
生年月日/1954年9月21日2時35分 性別/男 2014年11月現在 60歳
大運交替/約5歳11カ月3日 交替年月/庚年申月
甲 午(丁) 大運
癸 酉(辛) 36歳 丁丑(癸)
庚 辰(乙) 40歳 丁丑(己)
丁 丑(己) 46歳 戊寅(甲)
56歳 己卯(甲)
58歳 己卯(乙) ※この大運で第2次安倍内閣発足
66歳 庚辰(乙)
70歳 庚辰(戊)
76歳 辛巳(丙)
86歳 壬午(丙)
※大運干の太字は「通変の調和」成立
当コラム「Vol.41 四柱推命で天下国家を論じる唯一の方法」で安倍総理を取り上げましたが、今後6年間は安倍内閣は安泰であろうと予想できると結論づけました。
さて、この12月に衆議院選挙が決まりました。選挙後、4年間は現政権が続く可能性が発生します。
すると、「今後6年間は安倍内閣は安泰」という推命による予想に2年不足します。この余った2年間、安倍総理は何をしているのか、ということになります。
衆議院の任期は4年ですが、解散は平均で2年半周期。余った2年間を埋めるようなことが起きるのでしょう。
ひとつ考えられるのは、2年後にまた衆議院解散。つまり、衆参同時選挙です。するとその時点から4年間、安倍内閣が続く可能性が発生します。安倍総理の命運から導かれる「今後6年」という予想値に合わせることができます。
少なくとも、この12月の衆議院解散、選挙後、2年程度後に再び解散があると予想するのは、政治評論家でも考えることでしょう。政治的に絶好の機会が、2年後におとずれるのでしょう。
推命的には、2年後に衆参同時選挙が予想されるのです。
※上記の説明には、本書独自の蔵干の考え方と、格局に代わる」「旺の逆転」という視点が含まれています。詳しくは、基礎から最高峰を目指す『四柱推命の本』を参照してください。
2014・11・24
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