以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と最新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、あえて、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、こうした形で情報を発信することにしました。
朝日新聞の記事内容の捏造は今日に始まったことではなく、戦後延々と続いてきたことです。このコラムでは、その問題を追及するのではなく、一流大学出身の朝日新聞記者が、なぜそうした悪行に手を貸すことになったのかの心理を、四柱推命の観点から、ちょっとだけ紐解ければと思います。
こうした事象が発生する原因として、二つの理由が考えられます。
ひとつ目は、五常の火の作用によるものです。火の作用は、演繹的思考であり、論理的思考の一翼をなすことになります。しかし、火の作用だけで、金の作用と水の作用が希薄ですと、四柱八字中にある火の作用がもたらす事象には、どうしても偏りが発生します。
どのように偏るかと言いますと、教条主義に陥りやすくなります。教条主義とは「状況や現実を無視して、ある特定の原理・原則に固執する応用のきかない考え方や態度」という意味です。
ひとたび正しいと信じたことを貫き通すことになり、一度身につけた知識や経験を変更できなくなり、パターン化に陥るのです。
朝日新聞批判の記事をかなり読みましたが、記者たちはみな頭がいいのでしょうが、教条主義に陥っているのではないかと感じたのです。
もう一つは、やはり社会的地位、そして経済的な問題に対する打算でしょう。これは通変の官殺と財に関わる事象です。
マスコミ関係は高給取りですから、平均以上の生活をしていることと思います。そうした生活レベルを維持し続けるためには、上司に従い、会社の方針に従属し続ける必要があります。たとえそれが不本意であったとしても。
しかし、新聞記者は一応ジャーナリストですから、これでは失格ではないかと思いますが、朝日新聞などのメディアで働いている人には、こうした打算が当然働いていることでしょう。
ですから、一般の企業とは異なる形で、マスコミ従事者は仕事に接しなければならないと思うのですが、すべて一様にサラリーマン化していることが一つの問題なのかも知れません。
以上は、いまのところ思い付いた、四柱推命からの分析です。
※上記の説明には、本書独自の蔵干の考え方と、格局に代わる」「旺の逆転」という視点が含まれています。詳しくは、基礎から最高峰を目指す『四柱推命の本』を参照してください。
2014・10・10
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