「自己啓発」「自己実現」は意識の変化で実現可能なのか?

以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と最新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、あえて、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、こうした形で情報を発信することにしました。

「自己啓発」「自己実現」に挫折しても、ほとんど無問題

個人的な見解でしかないのですが、「自己啓発」「自己実現」に関するセミナーとか書籍に新興宗教の臭いがしてなりません。この手の情報は、ビジネス系によく見られますが、かなり怪しいと思っています。

運命学という、怪しいとされている分野にいる人間が言っているのですから、ある意味、説得力があるかも知れません。

「自己啓発」「自己実現」は、当コラム「Vol.78 自分探しは、大運がらみの印と食傷の剋による」で触れた話と、ほぼ同じことになります。

四柱八字と大運の相関性の中から、「自己啓発」「自己実現」が実現されるかどうか、見ることになります。

四柱八字も大運も生まれた瞬間に定まっていて、変えることはかないません。また、現状では変える手立てについて何も知見がありませんので、いわゆる宿命として捉えることになります。

さて、四柱推命の立場からするなら、「自己啓発」「自己実現」しなくとも、十分に幸福な人生を歩むことができると言えます。ですから、「自己啓発」「自己実現」を志して、挫折しても、ほとんど無問題と考えています。

「自己啓発」「自己実現」が実現するのは、「通変の調和」が成立する大運です。しかし、だれもが「通変の調和」が成立する大運を巡るとは限りません。

「通変の調和」が成立する大運を巡らなくとも、普通に働きさえすれば、日本のような国家では十分に幸福な人生を歩むことは可能なのです。

※上記の説明には、本書独自の蔵干の考え方と、格局に代わる」「旺の逆転」という視点が含まれています。詳しくは、基礎から最高峰を目指す『四柱推命の本』を参照してください。

2014・10・1

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