以下の説明を読み、すんなりと理解していただけるのは、私の講義に出席された方と最新刊『基礎から最高峰を目指す四柱推命の本』の読者だけでしょうが、あえて、現状ではまだ少部数しか世の中に流通していませんので、読者の対象が少ないことを承知の上で、こうした形で情報を発信することにしました。
今の大学生は、就活の時期になりますと、ネットを利用して、100に近い企業に面接のアポをすることができる時代になっているようですが、数が多いからといって、就職という人生を左右しかねない問題が全面的に解決するわけではありません。
人それぞれ自身の適性や志向を考慮して、就職先を選ぶのでしょうが、就職した後、自身の考えと異なっていることも、ママあるようです。
せっかく就職した先に対して違和感を感じる理由はさまざまでしょうが、どうしてそのようなことが起きるのかを四柱推命の視点から考えてみることにします。
仕事をする以上、最大限に会社の発展に貢献することが求められますし、それが実現できることが当の本人の最大の幸福感・充実感につながります。しかし、中には、大学受験で燃え尽きてしまっている人もいます。四柱推命の視点から言いますと、就職後に会社に貢献できるかどうかは「通変の調和」が実現しているかが深く関わります。
ただし、「通変の調和」は新規な企画や業務を生み出すことができるかどうかを左右するものですから、資格や知識の裏付けがある経理とか法務のような職種の場合は、「通変の調和」がなくても影響はあまりありません。
一番、就職後、職業的に違和感を感じる原因は、仕事が多忙で休日出勤も多く休みが少ないことが不満であるという話です。これは四柱推命の視点から言うなら、本人と就職先の業態が「五行の調和」の視点からして合致していないことに起因すると言えます。
就労期に五行が調和するなら、休みが多く、残業も少ない仕事に向きます。逆に五行が非調和の人は、休みが少なく、肉体労働に近い労働環境に向きます。この就労期における「五行の調和」「五行の非調和」が、職業に対する違和感や不満を発生する原因になるのです。
以上、いくつかの視点から、職業の適性を述べましたが、長らく四柱推命に関わった経験から言いますと、職業的な悩みを一番多く見かけるのは、職業選択の条件に収入や福祉の充実を第一に掲げ、就職した場合です。つまり、給料が高いからこの会社を選んだ、という場合、確かに給料は高いが職業としての充実感がない、という悩みを持っている方をよく見かけるのです。
自身がどのような仕事に向いているのか。数十年の先を見越して知りたいのであれば、ご相談ください。もしかして、独立するほうが向いているかも知れません。
※上記の説明には、本書独自の蔵干の考え方と、格局に代わる」「旺の逆転」という視点が含まれています。詳しくは、基礎から最高峰を目指す『四柱推命の本』を参照してください。
2014・4・12
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